手足口病の薬は病院で処方されるの?抗生物質は無いってほんと?

梅雨があける6月の初夏、意外かもしれませんがもっとも感染症が流行しやすい時期になります。

感染症というとパっとしないかもしれませんが、夏風邪と言うとしっくりくるかもしれませんね。

6月~8月は、四季の中でももっとも感染症が活発になり、三大夏風邪ともいわれる、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」とくに5歳以下の子供たちのあいだで猛威を奮ってしまいますね。

今回は「手足口病」にかかってしまった場合はどんな薬が処方されるのか、抗生物質はどうなのか、かゆみはどうすれば解消できるのか等についてまとめてみました。

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手足口病に抗生物質は無い


感染症と聞くと、なんとなく抗生物質を飲んで治すイメージをされる方も多いと思います。

でも、じつはそれは大きな間違いなのです。

簡単に説明しますと、私たちの身近な感染症の原因のほとんどは下記の3種類のどれかになります。

  1. 細菌
  2. 細菌は通常1~10μm(μmは1mmの1000分の1)ほどの微小な生物です。ニキビの原因で有名なアクネ菌や、食中毒の原因で有名な黄色ブドウ球菌などはこのグループになります。

  3. 真菌
  4. 真菌はカビの仲間で、細菌よりサイズも大きな微生物です。こちらはパンなどに生えるカビ、水虫やカンジダなどはこのグループになります。

  5. ウイルス
  6. ウイルスは、細菌や真菌と異なります。
    細菌は単独でも増殖しますが、ウイルスは人間や他の生物の細胞を利用し増殖する性質を持ち、細胞ももたず生物ですらありません。
    手足口病の原因はウイルスであり、このグループになります。

そして、抗生物質とは細菌のみを退治し、ウイルスを退治することはできないのです。

少しややこしいですが、結論は手足口病に効く抗生物質は無いです。

ただし、医師によっては手足口病であっても抗生物質を処方することがあります、病気で免疫力が弱っているため、別の感染症を併発させないための処置であり、手足口病そのもののウイルスには作用しません。

よくある似たケースが、インフルエンザでも同じ理由から抗生物質が処方されますが、正確にはインフルエンザそのもののウイルスを退治してるわけではなく、気管支炎や肺炎などの合併症を防ぐための処方です。

話は戻って、じゃあ手足口病のウイルスに効く薬はあるのかって疑問にもどりますね。

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手足口病の薬は無い

残念ながら手足口病には、抗生物質が効かないだけではなく、専用の薬そのものがありません。

理由は手足口病を感染させるウイルスが大雑把な系統を別けただけでも10種類以上あり、その全てのウイルスに効く薬を作ることが困難なのです。

でも、専用の薬がなくとも最良の治療法はあるのでご安心下さい。

手足口病の治療は対症療法が最良


対症療法とは、部分的な症状にあわせた治療法のことで、現在の症状を和らげる処置をし、自然治癒を待つ治療法のことです。

手足口病の対症療法を具体的にみていきましょう。

手足口病の主な症状は、発疹です。
その名の通り、手 足 口 に発疹ができてしまいます。

手足の発疹はかゆみが伴いますので、ひっかいて潰してしまうとウイルスが飛散し、感染を拡大させてしまいます。
そのため、病院では炎症を抑える抗炎症剤(ぬり薬)を処方されます。

口の中の発疹(口内炎)には軽度であればうがい薬などの消毒薬、重い場合には口内炎治療薬や口内炎パッチなどが処方されます。

発熱は3人に1人ぐらいの割合で起こりますが、発熱が高いようであれば解熱剤が処方されます。
38度以上の高熱の場合は、時期的にもヘルパンギーナを疑わなければなりません。こちらに詳しくまとめてあります。参考にしてみて下さい。

ヘルパンギーナに感染したときのまとめ

市販の薬でも大丈夫?

どの症状にも市販の薬で対応できそうですが、病院に行く目的は薬だけではありません。

医師の診療はとても大切です。この時期はもっとも感染症が活発で手足口病だけではなく、いろんな感染症が併発している恐れもあるのです。

そういった部分も見てもらい、適切な薬を処方してもらうのが一番良い治療になります。

また、金銭的な面でも、病院で処方箋をもらった場合には健康保険で3割負担であれば、結果的に安くあがることでしょう。
小さなお子さんですと、乳幼児医療費助成制度といって、医療機関で診察や治療を受けた際に、費用の一部または全額を自治体が助成してくれる制度もあるので忘れずに聞いてみるといいでしょう。

まとめ


手足口病はそれほど重度の病気ではありませんが、暑くて寝苦しい時期にかゆみも伴って寝苦しさに拍車がかかってしまいます。

睡眠は自然治癒に一番必要な行動です。出来る限りかゆみを取り除きたいところですね。

抗炎症剤より虫さされの薬の方が効くと言った声もよく聞くので試してみるといいかもしれません。

ただ、この時期はいろいろな感染症に併発してる恐れもあるので医師の診断は必ず受けましょう。

手足口病に感染したときのまとめ

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