夏野菜の特徴と効能

野菜は旬の時期に一番栄養価が高く、不思議とその時期に必要な栄養がたくさん含まれています。

現代は便利になり、ハウス栽培であれば夏野菜も一年を通して食べることが出来ます。ですが、旬のものが一番栄養があり、野菜本来の美味しさを引き出しているといえるでしょう。

夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものがたくさんあり、身体にこもった熱を身体の内側から下げてくれる働きがあります。運動後などに食べることにより内側からクールダウンが出来るので、特に夏バテ予防におすすめです。

また、夏野菜の特徴として挙げられるのは、色が濃いということです。夏野菜は夏の強い紫外線から身を守るために色が濃くなり、それに伴って旨味を内側に凝縮できるそうです。

夏野菜の豊かな色彩は、料理の彩りにアクセントとなり食欲を掻き立てられますよね。

それでは代表的な夏野菜をご紹介します。

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トマト

「トマトが赤くなると、医者が青くなる」という、古くからギリシアにあることわざです。まさに医者いらずな野菜ですね。

赤い色に含まれるリコピンという色素には、老化を防ぐ抗酸化作用があり、シワやシミ予防などのアンチエイジング効果があります。またリコピンには身体に脂肪が蓄積するのを防ぐダイエット効果もあります。

また、β(ベータ)カロテンという、抗酸化作用を持つ栄養素があり、体内では必要量に応じてビタミンAに変化し、ビタミンAとしても効果を発揮します。
身体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ち、視力を維持するために必要不可欠な成分です。

まさに美容の王様といえる夏野菜ではないでしょうか。

その他にもこのような栄養素が詰まっています。

  • ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、
  • ミネラル
  • カリウム
  • マグネシウム
  • カルシウム
  • 亜鉛
  • セレン

きゅうり

きゅうりは栄養が無いなどと言われますが、そんなことはありません。
ただ、主成分の90%以上が水分なため、そのように言われてしまうのでしょう。

きゅうりの栄養価は低いけど、無いわけじゃない!きゅうりの良いとこ

きゅうりには、身体にこもった熱を取り除く作用が特に強く、夏バテ解消にオススメな夏野菜です。
また、アルコール代謝を促す働きがあり、二日酔いにも効果的な食材です。

その他の栄養素もバランス良く含まれています。

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • カリウム
  • ミネラル
  • 食物繊維

トウモロコシ

とうもろこしの名は、唐から来たもろこし(きび)が由来だそうです。
とうもろこしは、米、麦に並ぶ世界三大穀物です。野菜の中ではカロリーと糖質が高めですが栄養価が高く主食としても成立するほどのエネルギーを補給することが出来ます。

とくに胚芽部分に栄養が詰まっており、子供が成長するのに必要な栄養素が全て含まれているとも言われています。

主な栄養素はこのようになっています。

  • ビタミンB群
  • ビタミンE
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

ナス

茄子(なす)に含まれている成分は、90%以上が水分です。きゅうりと同じように身体にこもった熱を取り除く作用が特に強く、夏バテ解消にオススメな夏野菜です。
逆に「秋なすは嫁に食わすな」ということわざにもありますが、妊婦などは食べすぎると身体が冷えてよくないとも言われています。

茄子には特有の紫色の部分にもナスニンと言われるポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールとは抗酸化作用があり、癌の予防に効果的とされ近年では赤ワインなどで注目されている成分です。
ナスニンには高血圧や動脈硬化を予防してくれる効果があるといわれています。

他の野菜に比べると低たんぱく、低カロリーで、栄養価はあまり高くありませんが食物繊維などがバランス良く含まれています。

  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • 鉄分
  • カリウム
  • 食物繊維

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かぼちゃ

かぼちゃは緑黄色野菜に分類され、表面に溝がなくなめらかな「西洋かぼちゃ」と、縦に溝の入った「日本かぼちゃ」が主な品種です。現在では主流となっているのは西洋かぼちゃですが、夏にかぼちゃを食べるのであれば、旬な時期の、溝の入った「日本かぼちゃ」をオススメします。

かぼちゃは色や形などからもわかるように栄養素の塊です。野菜の中でも栄養素が非常に多いのが特徴です。ただカロリーが高いと誤解し敬遠する方もいるようですが、ジャガイモより少し高い程度で、ご飯100gのカロリーが170kcalに対しかぼちゃは92kcalと白米と比べると、いかにヘルシーな夏野菜かおわかり頂けるかと思います。

特筆すべき栄養素は、ビタミンE「老化防止のビタミン」「若返りのビタミン」と呼ばれ、アンチエイジング効果があります。
また抗酸化作用のあるβ(ベータ)カロテンを豊富に含んでいるため、美容に最適な夏野菜です。

かぼちゃの食べ方、美味しいレシピ。皮や種まで無駄なく食べよう!

しかし、調理がめんどうと思っている方も多いようで、敬遠されがちですが、最近のスーパーでは半分や4分の一になった状態で売っていますのでそれほど苦労はしないかと思います。

  • β(ベータ)カロテン
  • ビタミンE
  • ビタミンB群
  • ビタミンC

オクラ

オクラといえばネバネバですね。そのぬめりの成分にガラクタンアラバンペクチンムチンといった素晴らしい栄養素があります。

ガラクタンは炭水化物とタンパク質の複合体であり、動脈硬化の予防や脳細胞の活性化に効果があり、認知症の予防に繋がる栄養素です。

ペクチンはリンゴなどに含まれる食物繊維であり、コレステロール値や血糖値を抑えてくれ、便秘や下痢を解消しデトックス効果もある栄養素です。

ムチンは、糖とタンパク質が結合した多糖類であり、納豆にも含まれる栄養素です。胃の粘膜を保護し、胃の調子を整え、胃炎や胃潰瘍の予防に効果がある栄養素です。

その他の栄養素も100gあたりの成分では群を抜く数字となっています。

  • β(ベータ)カロテン
  • カリウム
  • カルシウム
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • マグネシウム
  • リン

モロヘイヤ

モロヘイヤは野菜の王様と呼ばれる程、栄養素が多岐にわたって多く含まれています。また、外食やインスタント食品が多い現代人には特に必要な、ミネラルやビタミンを豊富に含んでいます。

モロヘイヤは、アオイ科の一年生草木で、日本名では、つなそ、または黄麻といいます。

他の野菜との栄養素を比較させます。いかにモロヘイヤが凄いかおわかりいただけると思います。

  • カロチンは、ホウレンソウの4.6倍、ブロッコリーの19倍
  • カルシウムはホレンソウの9倍、ブロッコリーの10倍
  • ビタミンB群のB1、B2がそれぞれホレンソウの5倍

その他にもビタミンCやE、カリウム、鉄などが他の緑黄食野菜に比べて、はるかに多く含まれています。
これら豊富な栄養素によるモロヘイヤの健康効果には、免疫の活性化、がんや老化の予防、骨粗鬆症の予防、胃粘膜の保護、疲労回復、高血圧予防、精力増強作用、肌や皮膚を保つ美容作用、貧血の予防、など数え上げるときりが無いほどの栄養素です。

モロヘイヤの旬や時期。生や茹で方。保存や栽培、収穫時の毒が注意まとめ

さいごに

旬の野菜には旬の効能があり、自然とは不思議なぐらい理があります。
せっかく旬の夏野菜があるのであれば、それらを活用しないのはもったいないですよね。

夏野菜の栄養素を理解したうえで取り入れ、夏バテに負けない体づくりを食から作っていきましょう。

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