数年前に一世を風靡した「朝バナナダイエット」。
お店からバナナが消えてしまい、バナナの取り合いになるほど話題になりました。
そんなダイエットの定番ですが、意外な落とし穴があるのです。
誰でも簡単に痩せることができるのであれば、世の中の数々のダイエット方など生まれてきませんよね?
朝バナナダイエットのやり方や、間違った問題点、それに変わるおすすめの方法まで紹介していきます。
朝バナナダイエットのやり方
まずは朝バナナダイエットの方法を知っておきましょう。
とてもシンプルで覚えやすくコストもお手軽です。
朝食をバナナに変えるだけです。
昼食や夕食はそのままなので、朝食だけバナナで抑えれば痩せていくという仕組みです。
バナナのカロリーは1本あたり大きなものでも90kcalぐらいです。
朝食をバナナ1本から2本に変えてしまい、常温の水と一緒に召し上がるといった方法なのですが、
一般的な朝食のカロリーはこんな感じです。
- ご飯、味噌汁、納豆、卵焼き
- トースト、ジャムやバター
どちらも定番といった感じですが、カロリーはどちらも400から500kcalぐらいです。
これをバナナ2本に置き換えると、200から300kcalぐらい減らすことができるということです。
なぜバナナ
バナナがダイエットに適した食材なのは間違いありません。
試合前のボクサーがバナナを食べることも広く知られ、実証されています。
- 栄養満点なのに低カロリー
- 食欲を抑える効果がある
- 便秘に良い
- 代謝を上げる
バナナの特徴といえば、ほとんどの果物は水分量が多いのに対してバナナをパサパサと水気が少ないですよね。
ずっしりと重いのは、タンパク質や炭水化物などの栄養が他の果物とは比較にならないぐらい多いのが特徴です。
それに加え、ダイエットで特に不足がちになるこのような栄養素が多いのも理由です。
- ビタミンB群
- 葉酸
- ミネラル
そして、果物なので食物繊維が豊富なのは言うまでもありません。
食物繊維は便秘の強い味方です、便秘と肌荒れは相互関係にあり、美容面でもとても効果的なのです。
バナナにはヒスチジンと呼ばれる成分が含まれています。
このヒスチジンは、食欲抑制と脂肪燃焼効果に作用するヒスタミンの量を増やす働きを持っているのです。
ミネラルの中でもカリウムが多く、カリウムは汗や尿として排出を促すので水分バランスを整え、むくみの解消や代謝を上げやすくさせてくれるのです。
まとめるとこんな感じです。
- 栄養が多いのに低カロリー
- 食欲抑制
- 脂肪燃焼効果
- 代謝アップ
まさにダイエット食に最適なのです。
こんな説明を聞くと誰でもやりたくなりますよね?
でも、失敗する人が多いのも事実、理由にはこんなことが
朝バナナダイエットの落とし穴
朝バナナダイエットのような、1食を何かに置き換えるダイエット方のことを
- 置き換えダイエット
- 単品ダイエット
このように一括りで表現されることが多いのです、何故かと言うとどれも長続きせず何に変えてもダメな人はダメ。
置き換えダイエットに向いているか向いていないかなのです。
こんな食材を使ったダイエット聞いたことありませんか?
- りんご
- 豆腐
- 寒天
- キャベツ
どれも置き換えることができれば、バナナでもそうですが、100%痩せるのです。
でも、同じ食材だけを食べ続けるというのは、本能的に拒絶することになり、無理な人には耐え難い苦痛でしかないのです。
成功して痩せることができる人は、続けられる強い意思がある人です。
試しにバナナを3本続けて食べてみて下さい。
カロリー的には270kcalで、普段の朝食より理論的には低カロリーです。
多くの人は2本目ぐらいで飽きてくるのです。
これが置き換えダイエットの意外な落とし穴で、続けば痩せるのですが続かないのです。
私もいろいろな方法を試しましたが、上手くいったのはコレだけでした。
一日一食+ヨーグルト
私はダイエット目的で始めたわけではなく、健康方として取り組んだのですが、結果として痩せながら健康的になることができました。
どのような方法か簡単に説明します。
- 朝食は食べない
- 昼食は食べない
- おやつ、夕食の2時間前にヨーグルト
- 夕食、好きなだけ食べる
例えば、痩せることを目的とするならばどの食事を抜くのが理想だと思いますか?
多くの人が、夕食という答えを知っています。
でも、実践できないのです。
何故なら、体は夕食で一番栄養を補うことを知っているからです。
昨日の朝昼晩の食事を思い出してみて下さい。
一番栄養価の高い食事は夜だったのではないですか?
そう、ほとんどの人が朝や昼は、言い方は悪いですが適当なものを簡単に済ましていることが多いのです。
私もそうだったのですが、朝はコンビニのパンでした。
こんなもの体に必要かなと思ったのです。
昼は会社の食堂や仕出しの弁当でした。
1食300円ぐらいです、得体の知れない冷凍食品ばかりです。
食べないとお腹は減りますが、こんなものを食べるぐらいなら一日一食やってみるかとなったわけです。
朝食と昼食を抜くのに抵抗がある人も多いかもしれません。
最初の2週間ぐらいはお腹が空くのですが、慣れてしまうと帰宅するまでまったく空腹感は感じなくなるのです。
デメリットだらけのように感じるのですが、メリットが多すぎて個人的には、誰が何を言おうが一日一食を変えることは今後もないと思います。
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個人的に大きかったメリットと詳しいやり方をまとめました。
- 一日一食という健康法:良いのか悪いのか?実践して感じた事とは
私は一日一食という縛りはそれほど意識していません、基本的には会社に行く平日だけ行っています。
休日はお腹が空いたのであれば、朝から食べることもありますし昼食も食べることもあります。
平日の朝に妙にお腹が空くことがたまにあるのですが、そんな時は我慢せずにコンビニに寄ったりもします。
大切なのが、おやつのヨーグルトです。
夕食前のヨーグルト
これが大切なポイントではないかと思っています。
夕飯の2時間から3時間ほど前にヨーグルトを食べます。
気に入っているのは、ブルガリアとビヒダスの2種類ですが、半年周期で変わります。
コレのプレーン450gを2日で1個食べる感じです。
1食あたりのカロリーは、150kcalぐらいでしょうか、ここに果物を足すので200kcalぐらいになります。
仮に夕飯をガッツリと食べて、1200kcalだったとしましょう。
ヨーグルトと合わせても1日1400kcalで、単純に痩せていってしまうのです。
そして、ヨーグルトを夕飯の2から3時間前に食べると夕飯が入らなくなってしまうのです。
そう、夕飯をガッツリいけなくなってしまうのです(笑
ココがひとつのポイントかもしれません。
ここで気になっている人もいるかもしれません。
ヨーグルトも置き換えダイエットでは?
こう思った人いると多いと思いますが違います。
加える果物を変えるのです。
冒頭のバナナでも良いですし、その時々の旬のものや食べたいものを日替わりで変えていくのです。
ハチミツを加えることもありますし、単純にジャムだけの日もあります。
このような工夫で飽きずに、かれこれ5年は続けています。
ヨーグルトをおやつに入れることによって、夕飯を自然と減らすだけでなくこんな波及効果もありました。
- 肌が綺麗になった
- 便秘にならない
- お酒が次の日に残らない
- 風邪をひかなくなった
ヨーグルトは「不老不死の薬」と例えられるほど優れた発酵食品です。
その整腸作用は、便秘だけでなく人間の免疫細胞の7割が集まる腸を良くしてくれます。
腸を整えることによって、免疫力の増加につながり風邪もひかなくなるのです。
※11年ほど風邪をひいてなかったのですが、先日やらかして記録は途絶えてしまいました。
さいごに
朝バナナダイエットは飽きずに続ければ必ず痩せることができます。
ただ、継続させるのはボクサーのようなストイックさが必要なのを知って下さい。
そして、一日一食という健康方に少し熱が入ってしまいましたがオススメです。
でも、あくまで夕食でバランスの良い食事を摂ることが絶対条件です。
なにしろ、そこで一日分の栄養の全てを摂らなければいけないのですから。
ダイエット方に決まりはありませんが、向き不向きは必ずあります。
自分にあった方法を探すことが近道かもしれませんね。
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私の夕飯で必ずと言っていいほど食べてしまうのは納豆です。答え言っちゃってますが(笑
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