最近たまに目にする、Non-GMOやNON-GMの表記をご存知ですか?

オーガニック商品や輸入品、化粧品など、割りと健康志向が高い人ほど目にする機会は多いかもしれません。

Non-GMOやNON-GMのNonは『Noの、違うという意味です』。

では、GMの略はといいますと、『Genetically Modified』日本語訳は「遺伝子を組み換えた」です。

GMO は 『Genetically Modified Organism(s) 』日本語訳は「遺伝子組み換え生物や作物」です。

つまり、どちらも「遺伝子組み換えではない」ということを表記しているのです。

「この商品には遺伝子組み換えの◯◯は使用しておりません」このような表記は一度は目にしたことがありますよね。

まるで遺伝子組み換えが良くないようなイメージすらありますが、そもそも遺伝子組み換えがどんな物かご存じない方のほうが多いと思います。

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遺伝子組み換えって何?

よく目にするものでは、大豆製品の原料名に「大豆(遺伝子組み換えでない)」なんて表記されています。

遺伝子組み換えとは、人間が作物の遺伝子そのものに手を加えて新しい品種を作ることを言います。

似たようなものに「品種改良」がありますが、こちらは野菜などで多く見られます、優れたモノ同士や長所を合わせたり、交雑などで行うことをいいます。

少し例えは悪いですが、人間で言えば異なった人種のハーフは品種改良、デビルマンやスパイダーマンは遺伝子組み換えです。

ハーフの人は、格好良かったり美しかったりと良い部分だけが強調されるような感じになりますよね。

一方で、デビルマンやスパイダーマンは特殊な能力を無理矢理身につけた感じですよね。

遺伝子組換えは、何らかのメリットを人為的に作り出すことなのです。

遺伝子組み換えのメリット


遺伝子組換えの作物で有名なのが、大豆とトウモロコシです。

アメリカのトウモロコシの9割がGM作物、いわゆる遺伝子組換えトウモロコシです。

遺伝子組換えトウモロコシはこのような長所が遺伝子操作によって優れています。

  • 害虫耐性
  • 農薬耐性

害虫に対する抵抗性を高めることにより、収穫量は跳ね上がり害虫対策にかかるコストも大幅に削減できるのです。

農薬と聞くと、虫に対して撒くイメージをもたれる方も多いと思いますが、雑草の駆除を目的としたものです。

広大な畑に、飛行機で農薬をバラ撒く映像を見たことありませんか?

格好良いけど、こんなにバラ撒いて大丈夫かと心配になるぐらいですが、特定の農薬に対して耐性があるので雑草だけが枯れてしまうのです。

そう、メリットは生産者の効率やコストにあり、それが目的なのです。

日本の技術は世界一です、散布の仕方も丁寧ですね

遺伝子組み換えのデメリット


いろいろな諸説があるのですが、正確にはわかっていないというのが結論です。

  • 遺伝子組み換え作物を与え続けたマウスの実験では、発ガン率や内臓疾患が他に比べて多くなった
  • 殺虫成分だったり枯葉剤が、人体に蓄積される
  • アレルギー疾患が起こりやすくなる可能性

このような諸説はありますが、今後もわからないままでしょう。

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なぜ表示義務があるの?

本当に安全で害がなければ、表示義務なんて起こりませんよね?

ですが、私たちの日本ではさらに矛盾した部分がたくさんあるのです。

大豆やトウモロコシの輸入量は日本はトップクラスです。

そして、世界で一番遺伝子組み換え食品を口にしているのは、私たち日本人です。 

ですが、遺伝子組み換え食品の表示なんて見たことないですよね?

抜け道があるのです。

日本のGM表示の抜け穴

日本では、遺伝子組み換え食品を販売には、その旨を表示しなければならない義務があります。

ですが、表示させなくていい抜け穴がいくつかあります。

  1. 組み換えDNAや、それによって生成したタンパク質が残らないものには表示義務がない
  2. 原材料の重量に占める割合が上位3番目以内で、原材料に占める重量の割合が5%以上にしか表示義務がない
  3. 5%以下の意図せぬ混入には表示義務がない

1は説明しにくいのですが、商品名を例にあげると、こんなものが表記されずに販売することができます。

  • 肉、卵、牛乳、乳製品
  • 植物油全般、マーガリン、マヨネーズ、醤油
  • 甘味料全般(果糖、ブドウ糖)調味料(みりん、麺つゆ)
  • コーンフレーク、醸造酢、醸造酒

抜け穴どころか、表示義務の意味がなく呆れて笑えてきますよね(笑

2は重量さえうまく混ぜ合わせればいいだけです、そもそもの5%とかいう数字も何かしら都合のいい数字になっているだけでしょう。

3は5%以下なら混ざってもいいと言っているようなものです、欧米ではこの数字が0.9%と日本より断然厳しいです。

遺伝子組換えを避けるには


遺伝子組み換えを完全に避けるのはおそらく難しいでしょう。

ただ、塵も積もれば何とやらで、出来るところまで意識してみるといいかもしれません。

  1. インスタント食品や冷凍食品、添加物の多い加工品はできるかぎり控える
  2. 豆腐や納豆、味噌などの割りと多く食べそうなものは、オーガニック製品にする
  3. 醤油や植物油はオーガニック、大豆やトウモロコシの油は辞めておく
  4. 家畜の肥料がGM作物の可能性が高いので、信頼できるお店で肉を買う

すべて避けるのが難しいのが理解できたかと思います。外食すれば1~4の2つは引っかかることでしょう。

遺伝子組み換えうんぬんでもなく、最低でも1は普段から心掛けたいですよね。

さいごに


遺伝子組み換えの良し悪しは、今後も議論されるでしょうが結論はおそらくでないでしょう。

健康や美容を、究極まで意識するのであれば絶対に避けたほうが良いと断言は出来ます。

ですが、遺伝子組み換えの消費者のメリットは実はあるのです。

それは、品物の値段なのです。

遺伝子組み換えで多くの収穫が出来るからこその価格設定になっています。

遺伝子組み換え=体に有害 なんて事実が公になってしまうと、農家どころか消費者にもコストというダメージがふりかかることでしょう。

今後も、良し悪しはわからないですが、出来る限りNon-GMO表記のものを選び、組み換えの抜け穴は避けたいですね。

私が避けたいと思うものは他にもたくさんあります、ご存じなければ知っておいて損はないですよ!

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