ひまし油、または横文字ですとカスターオイルという油をご存じでしょうか?
肌や髪にも良い効果がたくさんある、美容の万能オイルといっても過言ではない油です。
アフリカ原産のトウゴマという植物から摂れる植物油です。
一昔前は工業用のオイルとして使うのが一般的でしたが、今では美容のためのオイルと言ってもいいぐらいです。
石鹸やシャンプー、ありとあらゆる化粧品にも使われているほどです。
そんなひまし油ですが、アトピーにも良い効果があるそうなのでまとめてみました。
ひまし油の効果や効能
ひまし油の効果や効能は、主に肌や髪に良いことばかりです。
大雑把な良い効果はこんな感じです。
- 殺菌
- 炎症を抑える
- 肌の保湿
- ニキビの改善
- 傷跡やシミを補修
- 育毛
- 便秘解消
- デトックス
ひまし油は塗るだけでなく、下剤として飲んだり、浸透させてデトックス効果を生んだりと、使い方も様々です。
主な効果や効能はこちらで詳しくまとめてありますので、参考にどうぞ
この中でも、アトピーに対しての使い方は2つです。
アトピーの湿疹にひまし油を塗る
アトピーの湿疹を抑えるための処置になります。
ひまし油は、肌の炎症を抑えて保湿までしてくれますので、アトピーの湿疹を抑えるのに効果的です。
効果だけを見ればステロイドの使用の方が改善は期待できますが、ステロイドは長期的に使うことが難しいとされています。
また、使い始めてしまうとステロイドが無い状態での維持が難しくなってしまい、結果的に依存する形になり悪循環を生んでしまいます。
ひまし油であれば、植物性の100%ピュアオイルであり未精製のものであれば本当に自然なままの天然オイルです、余計な副作用などを心配しなくていいのもメリットのひとつです。
ただ、オイルといっても肌に合うかは個人差があるので、軽く塗って試すパッチテストを行ってみると良いでしょう。
アトピーの湿疹に効果があるとされる天然オイルは、ひまし油の他にもこのようなものがあります。
- 馬油
- 椿油
- 亜麻仁油
アトピーにひまし油湿布
ひまし油湿布とは、エドガー・ケイシー療法という治療法が有名で、その中でも特にメインとされる治療法です。
エドガー・ケイシーという人の経歴は割愛しますが、かなり変わった経歴なので興味があれば調べてみるといいでしょう。
ひまし油湿布のやり方です。まずは準備するものです。
- ひまし油
- フランネル(ネル布)
- オイルシートまたはサランラップ
- 温熱パッド、使い捨てカイロや湯たんぽでも代用できます
- 重曹
1 ひまし油湿布を作る
オイルシートやサランラップの上にフランネル(3~4枚重ね)を置き、ひまし油を200~250ml注ぎます。
- 作った湿布は1ヶ月ほど使えます
- 湿布が乾いたらひまし油を継ぎ足し、湿らせた状態で使います
凄くわかりやすい動画がありました
2 温める
出来上がった湿布を、右脇腹の肝臓のあたりに覆うように当てます。
- ヒーターまたはカイロなどで温めます
- 1時間~2時間ほど横になりリラックスしましょう
こんな感じに湿布を撒いて寝転んじゃいましょう
3 後片付けと再利用の準備
使い終わった湿布を外し、重曹を溶かしたお湯にタオルまたはキッチンペーパーを浸して拭き取ります。
- 重曹の目安は、お湯1リットルに対して大さじ2杯
身体から出た酸性の毒素を、重曹のアルカリ性が中和して打ち消してくれます。
サイクルで行うのが理想
1から3まで(湿布を貼って温める)を、3日間連続で行い、4日間休むを1サイクルとして行うのが理想です。
少し面倒な感じもしますが、湿布は作ってしまえば(動画のように1分で作れますし)繰り返し使えるので次は楽ですよね。
あとは、右の脇腹に当てて温めながら、テレビを見てもいいですし読書でもいいですね。
このひまし油湿布を繰り返し行うと、書ききれないほど素晴らしい口コミがたくさんでてきます。
- 病気の発見につながる
- シミが薄くなり肌が綺麗に
- 血流やリンパの改善
興味深いと思ったのが、病気の発見です。ひまし油湿布を行っている時に違和感や痛みを感じる場所には、なんらかの疾患がある可能性が高く早期発見につながるのです。
血流やリンパの流れが良くなるということは、体中に血液が循環されやすくなるので健康面や美容面でも良い効果がたくさんあるのは言うまでもありませんよね。
ひまし油湿布の注意点
ひまし油湿布の注意点がいくつかあります。
まず、女性であれば生理中は行ってはいけません。生理不順の原因になるだけでなく、出血が増えてしまいます。
そして、妊婦さんです。肌にひまし油を塗るのは問題ないのですが、ひまし油湿布で温めることは行ってはいけません。湿布ですと内側に浸透させてしまうのです。
アトピー改善の為に
大人のアトピーの原因のほとんどは白砂糖と言われているのをご存知ですか?
アトピーの方で、「甘いものを食べて痒みが増す」という自覚があれば原因は砂糖です。
甘いもの(白砂糖)を食べると血糖値が急激に上がります。急激に上がった血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されます。
インスリンには、炎症の痒みを加速させるアラキドン酸を活性させてしまうのです。少し難しいですがアトピーの痒みのメカニズムはざっくり言ってしまえばこんな感じです。
「砂糖断ち」と言う健康方でアトピーが改善されることは意外と多いです、簡単ではないですがチャレンジしてみる価値は絶対にありますのでおすすめです。
アトピーには腸内環境
もうひとつ、アトピーには腸内環境を整えることがとても大切です。
私もなかなか砂糖を断てなかったのですが、ヨーグルトで代用することで成功しました。具体的にはヨーグルト(プレーン味)に果物やはちみつ、黒糖を入れて食べるだけです。
意外と満足するのでおすすめです、ヨーグルトが腸内環境に良いというのは説明するまでもないですよね。
「砂糖断ち」と腸内環境を整えるのに、ヨーグルトは一石二鳥なので本当におすすめです。
さいごに
ひまし油やひまし油湿布を知ってみてどうでしたか?
新しいことは、実行に移すのが少し面倒だと感じるのは当然のことです。
でも、健康や美容は一瞬に手に入るものではありませんよね?
ちょっとした手間を、継続で行った対価として得られるものなのです。
ひまし油湿布だって慣れてしまえば、1分で準備出来ちゃいます。
あとは寝っ転がって好きなことをすればいいだけです、楽な健康方や美容法だと思いませんか?
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