白いとうもろこしがあるって知ってました?

最近では割りと目にする機会が増えてきましたが、粒が全部が真っ白なとうもろこしがあるんです。

まるで、食べられない食品サンプルのような美しさで、不自然すぎて美味しそうに見えないのですが、食べてみるとびっくりするぐらい美味しい!

なんで真っ白なの?そんなとうもろこしの不思議に迫ってみたいと思います。

とうもろこしの起源

まず、とうもろこしという食べ物は進化し続けている作物であり、9200年前に誕生したといわれています。

いろいろな説があるのですが、今現在もっとも支持されている、テオシント起源説をもとに説明していきたいと思います。

テオシントって何?

テオシントとは、メキシコ原産のトウモロコシの祖先と考えられているイネ科の作物です。近年の遺伝子解析などの結果から9200年前に、ここからとうもろこしに派生したそうです。

テオシントは、メキシコでは今でもトウモロコシ畑に雑草として生えているそうなので、ここから何らかの理由でとうもろこしに進化したと考えられています。

とうもろこしは品種改良をされ続けている

トウモロコシは長い栽培の歴史の中で、用途に合わせ品種改良が繰り返されています。

雑種強勢といい、異なる品種同士を交配すると、その子供の生育が盛んとなる交配の組み合わせがあり。

それを利用したハイブリッド品種が1920年頃からアメリカで開発され、それ以降の収量が飛躍的に増加したといわれています。

今では、世界三大穀物といわれ、世界中で育てられ、人間だけではなく家畜の餌にもなり、また近年ではバイオエタノールという燃料の原料になるなど。

この世界から欠かせない植物にまで進化してしまっているのです。

では、ここでとうもろこしの白さに戻りましょう。

品種改良の賜物が白さや甘さに

異なる品種同士の掛け合わせを繰り返し、長い品種改良の結果が白さや甘さに繋がっているのです。

開発までの長い道のりも去ることながら、生産も大変苦労するそうです。

では、白いとうもろこしの代表ともいえるピュアホワイトをご紹介いたします。

ピュアホワイト

ピュアホワイト2002年に開発され実の色が白く非常に糖度が高くなる品種です。

真っ白の見た目や、生のまま食べられる甘いスイートコーンとして、2010年頃から全国的な認知度になったと言われています。

栽培に当たっては、他の品種との交配を避けるため、他のとうもろこしの受粉(300m以上飛んでしまう)を避けるため、隔離しなければならないとされ、生産者が限られてきましたが、近年では栽培法が確立されつつ各地で見かけるようになってきました。

白さ以上に驚くのはその甘さです。糖度は15度~18度とは、メロンと変わらない糖度です。かぶりつくと粒のひとつひとつがとてもジューシーで、まろやかな甘味とクリーミーなおいしさが味わえます。

栄養的には、ビタミンB群やE、C、亜鉛などが含まれています。特にとうもろこしのビタミンB群は、加熱しても失われにくいので、むだなく摂れるのも特長です。

ここまで凄い「幻のとうもろこし」と呼ばれるピュアホワイトなのですが。

なんと

種がそこらへんで売ってるんです。

最近では種が通販などで購入できるので、自家製で白いとうもろこしの栽培に挑戦することも出来ます。

2002年に開発され、画期的な白いとうもろこしが、今では手軽に種を入手するところまできているなんて驚きですよね。

でも生産者たちはさらにピュアホワイトを改良したものを生み出しているのです。

そんな、白いとうもろこしの最前線をご紹介します。

ロイシーコーン

ロイシーコーンは従来のピュアホワイトから品種改良に改良を重ねて出来た努力の賜物です。
ピュアホワイトの糖度をさらに上回るそうです。

甘さの秘密は、北海道の昼と夜の寒暖差がないとここまでの甘さを作ることが出来ないそうです。

品種改良だけではなく、場所などの気候条件まで整えないと出来ないなんてまさに「幻のとうもろこし」ですね。

白い味来

味来(みらい)という甘くてとても人気だった品種を、今度は白くしてしまおうとした努力の賜物。
味や甘さだけでなく、見た目の美しさにまでこだわったのでしょうね。

雪の妖精

ピュアホワイトの弱点をさらに改良して克服したとされる、雪の妖精です。
そもそもピュアホワイトが弱点などないぐらい美味しいのですが、とうもろこしの生産最前線では納得いかないんでしょうね。
これだけはまだ食べたことが無いので、是非食べてみたいですね。

さいごに

私はとうもろこしが大好きですが、とくに色にこだわりません、黄色と白が混ざっているバイカラーコーンの品種がいまだに親しみを感じます。

ですが、白いとうもろこしの生産者の努力を知ってしまうと、多少高くても食べたくなってしまいますね。

調べて一番驚いたのはピュアホワイトの種が売っているということでした。

いつか畑を持って自家栽培してみたいものですね。