とうもろこしの粒は必ず偶数

とうもろこしの粒は必ず偶数になります。理由は少しむずかしいのですが、まずはとうもろこしの成長過程を知るところからご説明いたします。

とうもろこしの先端から出ている、ふさふさした「ひげ」のようなものは、とうもろこしの「めしべ」で、絹糸(けんし)と呼ばれているものです。

ここに花粉が付くと受精します。このめしべはとうもろこしの粒一つ一つから伸びているので、仮に粒がとうもろこし1個に600粒あるとすると、ひげの数も600本になります。

私達がとうもろこしを手にする時には邪魔なひげは取り除かれていることが多いのですが、実の数とひげの数は同じなのです。

  • めしべ=ひげは、とうもろこしの粒一つ一つから伸びている
  • ひげの数と粒の数は一緒



そして、とうもろこしの成長の仕方は決まっています。人間で言えば手足が2本あるのと同じことです。

  • 粒はもともと雌花で、花は2つ1組で咲く
  • 成長していく過程で粒が2つに分裂していく

これらの法則が決まっているため、必ず偶数になってしまうのです。

ただ適当に実がなるのではなく、自然の法則に従って成長しているので必ず偶数になるんですね。

どうしても数えたいという方は輪切りにするとわかり易いかもしれません。

どの部分を輪切りにして数えても偶数になってしまうので、すぐに仕組みが理解出来ると思います。

ひげはめしべとういうお話はしましたが、じつはひげにも栄養がたくさん詰まっています

せっかくの栄養部分を捨てるなんてもったいないので、ひげを使った料理を紹介いたします。

とうもろこしのひげ茶

数年前から日本でも話題になっている、とうもろこしの「ひげ茶」です。 とうもろこしのひげは、中国では漢方として、欧米でも「コーンシルク」と呼ばれ、昔から健康食材として使われています。

むくみに効果があるとされるので、女性やオフィスワークの方におすすめです。

材料

  • とうもろこしのひげ
  1. ひげは綺麗な部分だけ使うと良いです。
  2. ひげは1日ほど天気干しを行い、乾燥させましょう。
  3. ヒゲを3cmくらいに切り分け、フライパンで乾煎りする。弱火で時々混ぜながら。
  4. 全体に焼き色が付き、パサっと乾燥していれば大丈夫です。
  5. 手で揉み潰します。
  6. 紅茶を入れるように、茶こしに入れ、お湯を注げば出来上がりです。

ヒゲも一緒にとうもろこしご飯

利水効果の高いとされる、とうもろこしのヒゲを入れたとうもろこしご飯です。むくみ解消にも繋がります。
鍋を使って調理をします。

材料

  • 米 2合
  • 水 米と同量程度かやや少なめ
  • 酒 大さじ1
  • 塩 少々
  • 昆布 お好みで
  • とうもろこし 1本(ひげも)
  1. とうもろこしは皮を剥いて5cm程度に切り分けて実を取り外し、ヒゲは1cm程度に刻んでおきます。
  2. 洗ってザルにあげておいた米と材料Aを合わせ軽く混ぜたら、とうもろこしの実、ヒゲ、軸を入れ30分程度吸水させます。
  3. 強火にかけ沸騰したら中火に近い弱火で、6~7分炊いて、火を止めます。
  4. 10分程度蒸らしたら、昆布ととうもろこしの軸を取りだし、混ぜ合わせて出来上がりです。

トウモロコシのヒゲで中華春雨

捨ててしまいがちなトウモロコシのヒゲ。見た目も美しい上、健康にも抜群。
これで、むくみ解消です。

材料

  • トウモロコシのヒゲ4本分
  • トウモロコシの柔らかい皮3枚くらい
  • 春雨2玉
  • にんじん1本
  • 鶏がらスープ(中華ダシなど) 100cc
  • にんにく 1かけ
  • ゴマ油 大さじ1
  • 塩1つまみ
  • オイスターソース 小さじ1
  • こしょう お好みで
  1. ヒゲを3cmくらいに切る。トウモロコシの薄皮はみじん切りにします。
  2. フライパンにごま油とにんにくを入れ、香りが出たらヒゲと薄皮、にんじんを塩、こしょうをふり炒めます。
  3. にんじん(一番火が通りにくいので)に火が通ったら、春雨、鶏がらスープを加えます。
  4. 最後にオイスターソースを加え出来上がりです。

とうもろこしのヒゲを素揚げ

これが、私は一番おすすめかもしれません。揚げ方は油無しでフライヤーを使っても美味しいです。

材料

  • とうもろこしのひげ部分2本分
  • 塩か味塩 お好みで
  1. とうもろこしを剥きひげの部分を綺麗に取る。茶色い部分は切り取り白い部分のみ使います。
  2. 油(かなり少なめでOK)で茶色っぽくなるまで揚げます。(かなり早いです)
  3. しっかり油を切って冷めたら全体的にほぐし、塩や味塩をまぶす。

トウモロコシのヒゲスープ

ひげをお好みで細かくしておくと良いです。

    材料 (2人分)

    • トウモロコシのヒゲ1本分
    • 豆腐50g
    • オクラ4本
    • 水500cc
    • 中華スープ(ウェイパー使用) 小さじ山盛り1
    • 薄口醤油 小さじ2
    • 塩コショウ お好みで
    • ごま油 小さじ1
    1. トウモロコシのヒゲは、茶色の部分は切り落とし、お好みの長さに切り分けます。
    2. 豆腐はさいの目、オクラはヘタを処理して軽く茹でて小口切りにしておきます。
    3. 鍋にお湯を沸かし、豆腐を入れて一煮立ちしたら、スープの素や調味料を加えます。
    4. トウモロコシのヒゲを加えてさらに一煮立ちしたら、オクラを加えてひと混ぜして火を止めます。
    5. 仕上げにごま油を足して、出来上がりです。

    さいごに

    夏場はとうもろこしを食べる機会が増えることでしょう。粒が偶数の理由をご家族やご友人にお話ししましょう、話が盛り上がり、とうもろこしがより美味しく食べられそうですね。

    また子供に話すと夢中で数えだすかも知れませんし、夏休みの自由研究にも最適ですね。

    ひげは、漢方にも使用され、むくみに効果抜群です。捨てずに上手に活用しましょう。