卵には、私たち人間にとって必要な「必須アミノ酸」と呼ばれる8種類のアミノ酸がバランスよく含まれていて、栄養だけでなく免疫力を上げてくれる働きがあります。

ですが、その免疫力を上げてくれる「卵」が原因で食中毒を引き起こしてしまうこともあるようです。

今回は、料理には使う頻度も多く、私たちの食事から切り離せない「卵」による食中毒に焦点を当ててみたいと思います。

スポンサードリンク

卵の食中毒はサルモネラ


卵を使った料理はたくさんあるので、食べた食材の中の何が原因かを探るのは難しいでしょう。

ですが、卵と特定できるのであれば、食あたりや食中毒の原因はほぼサルモネラになります。

サルモネラは、原因は卵だけには限りませんが、細菌による食中毒でも日本では特に多い食中毒です。

症状は、下痢や嘔吐に発熱。子どもや高齢者は髄膜炎などを引き起こし重症化することもあります。詳しい症状は下記リンクからお願いします。

食中毒の原因サルモネラ菌とは、治療や感染源まで詳しく紹介

卵に細菌がいる確率


私たち日本人は本当に恵まれていて、これほど衛生的な食材が手に入る国は世界中だけでも日本だけです。

そもそも卵を生で食べる文化は外国にはほとんど無いのです、「生卵を食べるのは日本人とロッキーだけ」とアメリカ人はジョークにするほどです。

食品安全委員会が実施した研究事例では、日本全国から集められた市販の卵10万個のうち、汚染されていた卵は3個だけだったそうです。

日本では鶏のエサに抗生物質を混ぜたりワクチンを接種したり、卵の殻を洗浄するなど、養鶏農家さんの努力により安全に食べることが出来ているのです。

にもかかわらず食中毒が起こる理由


私たち人間には、免疫機能が備わっているので、必ずしも食中毒の原因菌を体内に侵入させたからといって、症状が発症するわけではありません。

食中毒を引き起こす原因となる、細菌やウイルスなどは日常に溢れています。

食中毒のほとんどの原因は、「細菌が増える条件」を整えてしまっているのです。サルモネラ菌による食中毒は夏に起こりやすいのですが、サルモネラ菌は10度以下では増殖しませんが、常温で放置してしまうと増殖してしまいます。

細菌の数が少なければ、免疫機能が撃退してくれるでしょうが、撃退しきれない数に増えてしまうと、発症という形で食中毒が起こってしまうのです。

では、生卵を安全に食べるためのポイントをご紹介します。すぐに実践できるので安心して下さい。

スポンサードリンク

生卵を安全に食べるためのポイント


まずは、当たり前ですが賞味期限を守り、生食するならなるべく新鮮なうちに食べること。

冷蔵庫で保存しているのであれば、「少々の期限切れは大丈夫」こういう油断から食中毒は生まれます。期限が近いなら卵焼きにでもして一品加えてしまいましょう。

    保管方法

  • 卵に限らず表示されている「賞味期限」「保存方法」をしっかり確認。
  • 購入した卵は、帰宅後すぐに冷蔵庫へ入れる。
  • 冷蔵庫から取り出した後、調理のために割卵した卵は、室温で放置しないようにする。
  • 卵は割ったらすぐ使う、調理の工程でも先に割っておくはダメです。
  • 卵黄と卵白を混ぜると細菌が増えやすくなるので放置しない。
    調理方法

  • 稀ですがヒビが入っている卵は、しっかり加熱して食べてください。
  • 割卵、混合後はすばやく調理する。
  • 生卵を食べる場合は、割卵は食べる直前にし、できるだけ早く食べ終えること。
  • 2次汚染対策として、十分な手洗いし、調理に使用した器具や食器類は十分に洗浄、消毒すること。
  • 高齢者や乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、生卵を避けること。

殻が混じらない正しい割り方。42秒なのでおすすめです!

絶対にやってはいけないこと


卵は洗ってはいけません。

私たちがスーパーや食品売り場で購入する卵は、流通過程でパックに詰められる前に「洗浄、殺菌処理」が施されています。

殻の表面の汚れを水で洗うと、殻には気孔というの無数の微細な穴(数千~1万前後)から、雑菌が水と一緒に卵の中に侵入する可能性があるのです。

まとめ


卵が原因の食中毒は、私たちの管理が問題になっていることがほとんどです。

私たち日本人はとても恵まれた環境で生活することが出来ています。あとは自身の予防を習慣化することで「食」の安全と安心を得られるのです。

    大切なことをもう一度まとめます。

  • 賞味期限を守る
  • 冷蔵庫で管理
  • 卵は割ったらすぐ使う
  • ヒビが入っていたら、しっかり加熱する
  • 生卵は食べる直前に割り、早く食べ終える
  • 2次汚染対策、器具や食器類は洗浄消毒
  • 高齢者や乳幼児、妊婦、体調不良の方は生卵は避ける
  • 卵は洗ってはいけない

私たち日本人は環境が恵まれていることもあり、食中毒は「知る」ことで予防のほとんどが行えます。あとは「油断」をしないことが大切です。冷蔵庫にある卵の賞味期限をもう一度確認しておきましょう。
食中毒や食あたりに関するまとめ

スポンサードリンク