夏の暑い時期は食べ物や食材の管理が気になる季節ではないでしょうか?

食材を冷蔵庫に入れ忘れてキッチンで放置、翌朝にはもう嫌な匂いがしている経験はありませんか?

そんな夏に気を付けないといけないのは食中毒。
なぜ食中毒は夏に起こりやすいのか?気を付けないといけない夏の食中毒についてまとめてみました。

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なぜ夏に食中毒が多く起きるのか


食中毒というのは、原因の9割は細菌やウイルスが原因となって起こります。残りの1割はフグや毒キノコ、寄生虫などです。

細菌とウイルスの違いはわかりますか?どちらも目に見えない小さな粒といった認識になってると思うので、まずは違いを見ていきましょう。

    細菌

  • 細菌は、細胞があり自己複製能力を持った微生物です。一つの細胞しか無い単細胞生物と呼ばれる生物なのです。
  • 栄養と水があり、適切な環境(温度や湿度など)のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖することができます。

ウイルス

  • 生物の定義は細胞を持っていることなのですが、ウイルスは細胞を持ってないので生物ですらないのです。タンパク質の外殻、内部に遺伝子を持っただけの単純な構造です。
  • 他の生物のように栄養を摂取してエネルギーを生産するような生命活動は行いません。
  • 栄養と水、適切な環境があっても、ウイルス単独では生存することができません。ウイルスは自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できませんので、他の生物を宿主にして自己を複製することで増殖します。
  • ウイルスが感染した細胞は、ウイルスが増殖して多量のウイルスが細胞外に出てくるため死滅します。ウイルスは宿主を変えながら感染し続けるのが生き残る条件なのです。

細菌とウイルスの違いはなんとなく理解できたと思います。夏は生の食材や加熱不足で食中毒がよく起こってしまいます。

するどい方はお気づきになったかもしれません、夏の食中毒は栄養と水があり適切な環境で増殖をする細菌が原因の食中毒が多いのです。

夏に多い食中毒のベスト4

夏に多い食中毒で細菌が原因なのは主にこの4つです。

カンピロバクター

汚染された水や食品、動物との接触からが主な原因です。生の鶏肉を食べる際には特に注意が必要です。

熱に弱く、65度で1分間加熱することで死滅させることができます。

ギラン・バレー症候群を発症する原因になってしまう細菌でもあるので注意が必要です。

厚生労働省によりますと、カンピロバクターによる食中毒は年間約2000人が発症しています。

詳しい症状などは下記のリンクを参考にして下さい。

日本でもっとも多い食中毒カンピロバクター。生食や加熱不足が原因

サルモネラ

サルモネラ菌は主にヒトや動物の消化管に生息しています。

家畜はもちろんのこと犬や猫のなどのペットにも持っていることがあります。

肉や卵は十分に加熱し生は控えましょう、ペットに触れた後にはよく手を洗うことが有効です。

日本の食中毒の2割ほどはこのサルモネラ属菌とされます。

詳しい症状などは下記のリンクを参考にして下さい。

食中毒の原因サルモネラ菌とは、治療や感染源まで詳しく紹介

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O-157(腸管出血性大腸菌)

加熱が不十分な食材から感染し、少ない菌でも発症する、感染力も強く毒性も強い細菌です。集団感染の代名詞的な食中毒です。

低温に強く冷蔵庫内でも生存します、加熱には弱いので火を通せば安心できます。

家畜の便から水や食べ物を介して人に感染し、人から人へも感染します。牛の生レバーは特に注意が必要です。

詳しい症状などは下記のリンクを参考にして下さい。

食中毒 O157とは、オーイチゴーナナと呼ばれる腸管出血性大腸菌

黄色ブドウ球菌

あらゆるところに存在し、人間の皮膚や頭髪にも存在することもあり、様々な食べ物の中で増殖し、エンテロトキシンという毒素を発生させることで食中毒を引き起こします。

エンテロトキシンは熱に強いため、加熱しても毒性がなくなりません、予防のためには食品内での菌の増殖を防ぐことが大切になります。

黄色ブドウ球菌は食中毒以外の病気の原因にもなるので詳しくは下記のリンクを参考にして下さい。

食中毒によくある黄色ブドウ球菌。原因は毒素にあった!

食中毒予防の3原則


夏に起こりやすい食中毒の原因を4つご紹介しましたが、それらに対する予防法もご紹介します。

食中毒の3原則と呼ばれ、「付けない」「増やさない」「やっつける」この3つが効果的な予防法になりますので、具体的にみていきましょう。

    付けない

  • こまめに手を洗う。
  • 肉や魚を切るときは使用する度に包丁やまな板を洗剤で洗う。
  • 肉や魚の汁が他の食品につかないよう(フタ付きの容器やラップ)に分けて保存する。
    増やさない

  • 生鮮食品は速やかに冷蔵庫に入れて冷やす(細菌の多くは-15度以下で増殖が停止します)
  • 冷蔵庫内の温度上昇を避けるため、冷蔵庫のドアを開け閉めを素早く行い、冷蔵庫に食品を入れすぎない。
    やっつける

  • 食品を加熱調理(ほとんどの細菌は熱にひじょうに弱い)生食は控える。
  • 肉や魚、卵を調理した調理器具に熱湯消毒を行う。
  • 調理器具を台所用殺菌剤などで殺菌する。

食中毒予防の3原則を取り入れたキッチン術
52秒で覚えることが出来ます。

まとめ


食品が原因で起こる食中毒は、年間で3万人ほどが発症しています。報告されていない食あたりなどを含めたら物凄い数字になるかと思います。

食中毒は他人事ではなく、私達の誰もが起こる可能性がある身近な病気です、食中毒の3原則「付けない」「増やさない」「やっつける」をもう一度確認しましょう。

家族みんなが安心して楽しめる食卓は「食中毒の3原則」からはじまります。
食中毒や食あたりに関するまとめ

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