みなさんはサルモネラ菌という食中毒はご存じでしょうか?一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

細菌が原因による食中毒では、ここ最近の10年ほどは発生件数は減少しているものの、日本で一番に発生件数が多く、馴染みのある食中毒で広く知られています。

そんなサルモネラ菌による食中毒を「知る」ことで予防に繋げていけたら良いなと思い、まとめてみました。

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サルモネラ菌とは何?

細菌による食中毒で日本で一番多いと紹介しましたが、食中毒の分類をみていきましょう。

  • 細菌による主な食中毒

サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌(O157 O104 O111)

  • ウイルスによる主な食中毒

ノロウイルス、E型肝炎ウイルス

  • その他

キノコ、フグ、アノサキス

サルモネラ菌というのは体内に侵入を許してしまうと、食中毒を引き起こす原因になってしまう細菌の名称です。

そんなサルモネラ菌が何処に潜んでいるのか、どの時期に危ないのかをみていきましょう。

サルモネラ菌の感染経路


サルモネラ菌の感染源として多いのは卵です、他にも鶏肉、豚肉、牛肉といった肉類からの感染が主です。

食べ物の他にも河川や下水など自然界にも広く分布しています。 また身近なペットにもサルモネラ菌は存在し、これらの便から感染する場合もあります。

最近では、輸入食材や海外旅行者の増加によってサルモネラ菌の種類も増え続け、現在では2200種類ほど存在するそうです。

サルモネラ菌の食中毒、発生時期


サルモネラ菌が原因の食中毒は6月~10月ぐらいに発生し、ピークは7月~9月頃の夏の暑い時期になります。

サルモネラ菌は、低温や乾燥に強い特徴があり、1g中にサルモネラ菌が1万個以上増殖している汚染された食品を食べると感染します。

ただ最近ではサルモネラ菌の種類が増え続けてしまい、数個でも感染してしまう強いサルモネラ菌も存在しているそうです。

サルモネラ菌の食中毒による症状

サルモネラ菌は、およそ8時間~2日間の潜伏期間を経て、症状が襲ってきます。

主な症状は

    • へそ周辺の激しい腹痛
    • 下痢や嘔吐

下痢は水のような便で下した状態になり、ひどいと血が混ざることもあります。

    • 発熱

38度ぐらいの発熱が一般的ですが稀に40度と高熱になることもあります。

このような状態が2日~5日続いたあと、症状は回復に向かいます。
子どもや高齢者は細菌性の髄膜炎などを引き起こし重症化することもあるので注意が必要です。

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サルモネラ菌食中毒の治療方


食中毒の症状はどれも腹痛が伴います。心当たりが無くとも腹痛の場合は、子どもの場合は小児科、大人は内科を受診するといいでしょう。

サルモネラ菌による食中毒の治療方は、抗生物質や整腸剤を使って治療します。

抗生物質はサルモネラ菌の死滅を遅らせることもあり、短期での使用を前提にします。症状がひどいようですと点滴による治療が行われることもあるそうです。

また、妊婦の方はサルモネラ菌による胎児への影響はありませんが、治療に使う抗生物質は影響を与える可能性があるので注意が必要です。

サルモネラ菌食中毒の予防


サルモネラ菌による食中毒の予防は2種類あり、ひとつは食料品、もうひとつは接触です。

食料品からの感染予防

  • 卵や肉はよく加熱する。
  • 生卵は食べないようにする、保存は冷蔵庫で行う。
  • まな板や包丁、ふきんなどの調理器具は、使用後に熱湯消毒や消毒剤で殺菌する。
  • 生肉や生卵に触れたときは、手洗いをしっかり行う。
  • 調理後は早く食べる。

接触からの感染予防

  • 調理前やトイレの後は、しっかり手洗いを行う。
  • 動物に触ったあとや糞尿処理をしたときは、手洗いをしっかり行う。

15秒でしっかり洗える手洗いの動画です。正しい手洗いを身に付けましょう。

さいごに


サルモネラ菌というのはいたるところに存在しており、数個程度であればなんの問題もありません。家畜の牛や豚、にわとりなどは常に保菌しています。大切なのは増殖させないことです。

サルモネラ菌の増殖に適した温度は20度で、40度あたりがもっとも増殖させる条件となります。夏の暑い時期はまさにサルモネラ菌を増殖させてしまう時期なのです。

またサルモネラ菌は熱に非常に弱く、60度で20分の加熱でほぼ死滅させることができます、食材であればきちんと火を通せば恐れることはありません。

夏はサルモネラ菌に限らず、細菌による食中毒が増える時期なので、食材に火を通すことと、調理後は早く食べること、調理器具の管理や手洗いを意識しましょう。
食中毒や食あたりに関するまとめ

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