食中毒の原因にはさまざまなものがありますが、私達の住む日本でもっとも多い食中毒は、この「カンピロバクター菌」という細菌による食中毒です。

主な原因は生肉や加熱不足などから起こり、またそれらの肉から調理過程で二次汚染された食料品が原因です。

では、どのような食材にカンピロバクター菌が潜んでいるのかみていきましょう。

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カンピロバクター菌は何にいるの?


画像でわかる通り、鶏肉での生食や加熱不足で起こることがほとんどです。

カンピロバクター菌そのものは、鳥だけでなく、豚や牛にもいますし、ペットの犬や猫にもいます。原因は食材にしっかり火を通してないことなのです。

カンピロバクター菌は少し酸素の薄い環境を好み、31度~46度の温度で増殖する特徴があり、時期的には夏に流行する食中毒です。

食中毒カンピロバクターはどんな症状に?


カンピロバクター菌に感染すると、体内で1日~7日間とわりと潜伏期間に幅があります。

症状は食中毒に多い、下痢や嘔吐、発熱が一般的ですが、頭痛や血便をともなうこともあります。

非常に稀ではありますが1000人に1人ぐらいの割合で、ギラン・バレー症候群という神経障害が起こってしまい、回復はしますが筋力を失ってしまう合併症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

通常は、2日~7日で回復しますが、再発することもあるので、2日目で治ったと思っても4日目に再び腹痛が起こることもあるそうです。

幅広い年齢で起こる食中毒ですが、10代~20代が比較的多く男性に多い傾向があります。

カンピロバクターの治療とやってはいけないこと


カンピロバクター菌による食中毒は、症状が表れてから1週間ほどで自然に回復することがほとんどです。下痢の症状で脱水状態に陥りやすいので水分補給を意識して多く取りましょう。スポーツドリンクや経口補水液が最適です。

食事は、お粥や雑炊など消化に優しいものを取るといいでしょう。

絶対にやってはいけないことは、食中毒の症状には必ずといっていいほど起こる下痢なのですが、下痢止めの薬を服用してしまうことなのです。

下痢止めに含まれる腸管運動抑制剤は、腸の働きを抑えてしまうので、カンピロバクター菌を腸内に閉じ込めてしまうのです。

人間の身体は良く出来ているもので、カンピロバクター菌という悪い細菌を下痢によって早く排出しようとしているのです。

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カンピロバクターの予防法


カンピロバクター菌の主な原因は生肉や加熱不十分なのはもう理解しているかと思います。

ですが、それだけじゃないのです。

  • 生肉を切ったあとのまな板
  • 生肉を触った手

私もよくやってしまうのですが、沸騰した鍋の横で肉から切って入れ、そのまま野菜を切るという流れです。

生肉からカンピロバクター菌がまな板や自分の手にうつってしまって、他の食材からカンピロバクター菌が感染してしまうので、生肉を切ったあとのまな板は変えるか熱湯消毒を行ってから使い、生肉を触ったら手を一度洗いましょう。

  • ペットとの接触

これは非常に難しい問題なのですが、犬や猫にもカンピロバクター菌が存在しています。

犬や猫は愛情表現で舐めたりするかと思いますが、犬や猫の舌にはカンピロバクターだけでなく大腸菌やサルモネラ菌などを持っている確率は非常に高いです、悩ましい問題ですが熱いキスなど過度な愛情表現は控えましょう。

カンピロバクターは他人にうつるのか?


食中毒の原因は主に細菌かウイルスなので、必ずこの疑問にあたってしまいます。

人から人への感染は普通に暮らしているぶんには伝染はしません

ただ例外として、感染者の便を介しての感染は稀にあるようです。感染者の便の処理は注意して行う必要があります。

まとめ


カンピロバクター菌による食中毒は日本に一番多い食中毒で、年々増加しているようです。

原因は主に鶏肉や牛レバーの生肉や加熱不足によることが原因になります。
平成24年7月から、食品衛生法で牛のレバーを生食用として販売や提供することは禁止とされています。

カンピロバクター菌による食中毒は、安静にしていれば2日~5日、長くても1週間で治ります。気持ちは理解できますが下痢止め薬は回復を遅らせる逆効果なので控えましょう。

ペットにもカンピロバクター菌は潜んでいるので、過度な愛情表現は控えましょう。

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