プール熱(咽頭結膜熱)は夏に流行りやすく、ご存じの通りプールを介して感染してしまうことから、プール熱と呼ばれます。医学用語では咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)と呼ばれます。

原因はアデノウイルスというウイルスによる感染症です。風邪よりも感染力が強く「子供の夏風邪」と侮ると家族で集団感染を起こしてしまう危険な感染症です。

今回はそんなプール熱の治療薬や治療法を詳しく解説していきます。

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プール熱の治療方法


プール熱の原因である、アデノウイルスにはワクチンや特効薬は今のところ存在していないので、病気の根本に作用する、原因療法による治療法はプール熱では行いません。

アデノウイルスは現在確認されているだけでも51種類ほど存在し、全てに効く薬を作るのは難しいそうです。

原因療法ではなく対症療法といった方法で治療を行っていきます。

  • 対症療法
  • 病気そのものを治療するのではなく、部分的な症状にあわせて治療を行う方法です。プール熱であれば発熱、結膜炎、咽頭炎の症状にあわせて治療します。

  • 原因療法
  • 病気の根本を治療します、プール熱であれば原因であるアデノウイルスの撃退になりますが、今のところそういった特効薬やワクチンは無いため選択できません

では、症状にあわせた対症療法を個別に解説していきます。

高熱をやわらげる


プール熱の特徴はなんといってもこの発熱です。39度前後の高熱が5日~7日ほど続いてしまいます。

熱さましなどをうまく使いながら体温調節を行い、高熱で苦しさや痛みを感じる、苦しさで眠れないなどがあれば解熱剤を使って症状を和らげるのもひとつの方法です。

ただ、発熱というのは細菌やウイルスから身体を守るための仕組みです。免疫細胞が細菌やウイルスを撃退するために攻撃してくれるのですが、免疫細胞は平熱よりも高い温度の方が働きやすいため、身体は体温をあげるような仕組みになっているのです。

この発熱を押さえ込みすぎても治癒が遅くなってしまいます、かといって寝られなくても回復が遅れます、睡眠は回復に絶対に必要です。このあたりの選択は非常に難しいので、解熱剤は医師の診断のもと処方箋で行いましょう。

目の症状をやわらげる


プール熱は目の充血、痛みやかゆみなどの症状を起こしますので、炎症などを抑える働きがあるステロイド剤の点眼薬を使い症状をやわらげます。

ステロイド点眼薬は市販には無く、お医者さんからの処方箋になります。注意しなければいけないことは、使用量や使用回数、試用期間などの説明があるのでしっかり守りましょう。

ステロイドは免疫を抑える薬なので長期にわたって使用すると副作用や感染症にかかりやすくなってしまい、離脱症状も起こることがあります。ただ、プール熱の治療期間は1週間~2週間と短期なのでそこで用いる分にはひじょうに有効な点眼薬となります。

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喉の痛みには薬より食べやすい食事を


咽頭炎による喉の痛みや炎症には、処方薬はうがい薬ていどのものになってしまいます。この喉の痛みによる食欲減退が回復を遅らせてしまいますので、取りやすい食事を心がける必要があります。

高熱があるときは、アイスクリームやゼリー、ヨーグルトやプリンなどの冷たくて食べやすい物がおすすめです。栄養的にどうなの?と思われるかもしれませんが、食べないより口に入れれる物の方を優先しましょう。

食欲があるようなら、雑炊やお粥、うどんやそうめんなどの麺類、いずれもしっかり煮込んで柔らかくし消化の負担を軽くしましょう。

また時期や発熱で、脱水症状の危険があるため、水分補給も重要な治療の一部になります。喉の痛みはあるかと思いますが、出来る限りこまめな水分補給を行いましょう。経口補水液やスポーツドリンクなど電解質や糖質が取れるものが良いでしょう。

市販の薬はおすすめできません


市販の薬でも解熱や鎮痛にロキソニンなど即効性の効果が期待できますが、プール熱の場合は患者のほとんどが子供のため、対象年齢やアレルギーなどいろいろ制約があり、副作用にも注意を払わなければいけません。

医師の判断のもとに処方箋をいただきお使いになったほうがより安全で確実かと思います。ご自宅の薬箱から市販薬に頼るのはおすすめできません。

また市販薬を購入するより、健康保険適用で3割負担であればお医者さんの処方箋のほうが安くなるかと思いますし、お住いの地域によっては自治体の医療費助成制度で無料または割引が受けられます(赤ちゃんから中学生ぐらいまで)ので必ず訪ねましょう。

さいごに


プール熱にかかってしまった時に大切なのは、すぐにお医者さんに診断してもう行動力の早さだと思います。

この時期の子供の感染症は似たようなものや見誤ると危険な病気もあり、素人が判断するのは難しいですし、対象が子供であればリスクが大きすぎます。

私の個人的な意見なのですが、なるべく市販の薬は控え、医師の診断や指示を仰いだほうがより適切な治療を受けられると思っています。医者は病気や治療のプロフェッショナルなのですから。

また今回はプール熱の薬や治療法に焦点を当てましたが、プール熱はひと夏に何度もかかってしまう感染症で本当に大切なのは予防や知ることだと思います。

もしお時間があるようでしたら、下記のリンクからプール熱の記事をまとめてありますので参考にしてみて下さい。

プール熱(咽頭結膜熱)に感染したときのまとめ

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