早い保育園だと6月半ば頃からプール開きが始まります。本格的に夏の訪れを感じさせる行事のひとつですね。

でも、プールや水遊びが始まると気を付けないといけない病気があります。

そう、名前の通り「プール熱」です。正式な医学名称では「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」と呼びます。

今回はそんな夏の時期に流行してしまうプール熱の症状。子供は回復後いつから保育園に行けるのか、また学校保健安全法とは何かについて詳しく解説していきます。

スポンサードリンク

プール熱の感染時期とかかりやすい年齢


プール熱がもっとも流行するのは毎年6月~8月になります。プール熱というだけあってプールの季節ですね。でも原因のアデノウイルスというウイルスは1年中存在し、冬でも小規模ですが流行することもあります。

原因のほとんどは名前の通りプールを介しての感染が原因なのですが、感染者の9割は5歳以下ですので主に子供がかかる感染症です。

ただ、非常に感染力が高く、感染した子供から大人にもうつってしまうので注意が必要です。詳しくはこちらをどうぞ

プール熱(咽頭結膜熱)は大人でもうつる。大人の症状や感染経路とは

では、そんな感染力の高いプール熱の症状をみていきましょう。

プール熱の潜伏期間と症状

潜伏期間が少し長く5日~7日あります。この潜伏期間はまだ発症していないので、周りはもちろん本人も自覚がないことが多いです。

プール熱の流行してしまう原因のひとつは、この潜伏期間中も感染してしまうことです、潜伏期間中にプールに入ってしまうと他者に感染してしまうのです。

では、症状をみていきましょう。

主な症状は3つあるのですが、発熱、結膜炎、咽頭炎が主症状です。順にみていきましょう。

  • 発熱
    39度以上の高熱になり、5日ほど続きます。
  • 結膜炎
    結膜炎の影響で、結膜充血(眼の充血です)目の痛みやかゆみ、目ヤニがでてしまいます。
  • 咽頭炎
    喉の奥に腫れ、喉の痛みで飲食が困難になってしまいます。

この他にも倦怠感や頭痛、食欲不振などにも陥ることが多いようです。
肺機能や免疫機能に基礎疾患のある子供は重症化するケースがあるので注意が必要です。

5日ほどで熱はスっと下がる傾向があり、ほとんどの場合は発症から1週間~2週間で回復します。

スポンサードリンク

プール熱の治療法と予防法


残念ながらプール熱に対しては特効薬や専用のお薬は今現在では存在していません。だからといって何もしないわけではありません、部分的に症状を和らげる治療法になります。

具体的な治療法は、まずは高熱が出た時点で小児科などで診断を受けましょう。この時期の子供には似たような症状の感染症が多いです。

診断を受ければ検査キットといったものでアデノウイルスが検出されればプール病です。プール病と診断されれば以下のような処方箋をいただくことでしょう。

症状の度合いによりますが

  • 高熱には解熱剤
  • 喉の痛みにはうがい薬
  • 目ヤニや充血には点眼薬
  • 眼のかゆみの強い時は抗ヒスタミン剤

あとは安静と睡眠で自然治癒力を高めましょう。発熱や夏ということもあり脱水症状に気を付け水分補給はこまめに意識しましょう。

また喉の痛みで食事が取りづらいようであれば、お粥や麺類、子供がそれでも嫌がるようでしたら、プリンやゼリー、ヨーグルトなどこの際なんでもいいから食べさせ栄養を補給しましょう。

では、予防法にいきましょう。

プール熱の予防は非常に難しく、シンプルな方法しかありません。

感染経路は咳、くしゃみなどの飛沫感染と涙、鼻水などの接触感染なのですが、それらの原因がプールによって全て襲ってくるので感染リスクが増大します。

予防法は、プールの前とプールの後でしっかりシャワー
を浴びることと、プール後の手洗いうがいです。また水泳用具の貸し借りやタオルの共有などは控えることです

帰宅後にも保護者の方と一緒に手洗いうがいをし、普段から習慣として取り組むことが大切です。

症状から回復後にいつから保育園に行けるのか

プール熱にかかった場合は、学校保健安全法といった文部科学省が定める学校伝染病第2種に指定されている伝染病(感染症)なので、発症した場合は必ず休まないといけません。

第2種の指定にはプール熱のほかに、インフルエンザ、おたふくかぜやはしか、水ぼうそうなど、どれも感染してしまう病気です。

保育園によっては欠席期間が決まっていたり、医師の診断書がいる場合もあるので園や保育士の方にご相談してみるといいでしょう、園の方も毎年のことなので慣れていることでしょうし、保護者の方もいつまでも看病でお仕事を休めるとは限らないですからね。

学校保健安全法では、症状が回復後に2日経過が欠席期間となっています。

回復後もプールやお風呂は注意が必要

学校保健安全法で、症状が回復後に2日経過していてもプールには入ってはいけません

アデノウイルスはしつこいウイルスで、症状が治まっても体内にはまだ残っていて、唾液や便などに含まれています。

この状態でプールに入ってしまうと集団感染の恐れがあるので回復後の2週間はプールは我慢し控えておきましょう。

また、同じ理由でお風呂の湯船も最後に入って湯は捨てる、またはシャワーだけにしておくなどの注意が必要です。

まとめ


プール熱はひじょうに感染力が高くプールを介して子供がかかってしまいます、予防法は手洗いうがいなどのシンプルな方法しかありませんが家族で徹底しましょう。

また、完全な予防などはどんな病気も難しいものです、お子様が発熱を起こしたのであれば、すぐに診断を受け病気を特定しましょう。

この時期の子供たちは似た症状の感染症にかかることが多いです、またそれらの感染症も例外なく大人にも感染し、大人の方が症状が重いものも多いです。

子供の夏風邪などと侮らす出来る予防は家族全員で行いましょう。

プール熱は免疫などが付きにくく、ウイルスも複数あるため、ひと夏に何度もかかってしまうことがあります、楽しい夏を無駄にしない為にも家族全員での意識改革を行いましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)に感染したときのまとめ

スポンサードリンク