夏場にに大流行しやすく、冬場でも少し流行するプール熱。医学用語で咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)は、子供がプールを介して感染することが多いため「プール熱」といわれるようになったそうです。

子供がかかりやすく全体の9割を占めますが、残りの1割は21歳以上の大人がかかっているのです。

今回は大人が発症してしまった場合に焦点を当ててみたいと思います。

また、感染を未然に防ぐためにも知っておきたい感染経路、大人が発症したときの症状などを詳しく解説していきます。

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大人のプール熱(咽頭結膜熱)の原因

プール熱は夏風邪の一種で急性ウイルス感染症のひとつです。アデノウイルスというウイルスが原因で引き起こされます。

  • アデノウイルスとは
    アデノウイルスは細かく分類すると現在では51種類確認されており、種類によってさまざまな病状をもたらしますが、プール熱を引き起こすのは主にアデノウイルス3型と呼ばれる種類になります。

    他にも、胃腸炎や肺炎、眼疾患、肝炎や脳炎などを引き起こしたりするなど種類によって様々です。アデノウイルスの特徴は腸管ウイルスとも呼ばれ、腸管内で増殖するウイルスになります。

症状に年齢はあまり関係ない


プール熱は年齢の違いで症状が変わってくることはそれほどないようです。

主な症状は、「咽頭炎、結膜炎、発熱」の3つが主症状とされ、これらに加えて咽頭炎によるのどの痛みや、結膜炎による目の充血や眼痛、発熱による頭痛や食欲不振、下痢や腹痛などの症状がともなうこともあります。

とくに発熱は38度以上の高熱のため、立つことも困難になり、激しく体力を消耗することでしょう。

  • ほとんどの場合は発症から1週間~2週間で回復しますが、心肺機能や免疫機能に基礎疾患のある方や高齢の方は、アデノウイルスの種類によっては重症化するケースがあるので、これらの基礎疾患がある方はとくに感染に注意しなければいけません。

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大人が感染してしまう理由

子供の場合はプールを介して感染するケースがほとんどなのですが、大人の場合は多くの場合が飛沫と接触による感染といわれています。

プール熱の感染者の咳やくしゃみ、唾液や鼻水などにウイルスが含まれており、それを吸い込むことでうつったりウイルスが付着しているものや感染者に触れたりすることで、ウイルスが体内に侵入してしまうケースです。

つまり、子供がプール熱に感染し保護者の方が看病している、または一緒に生活しているうちに感染してしまうのです。

プール熱になったら仕事は休んだ方がいい


子供の場合は、プール熱は学校保健安全法の中で第二種伝染病に分類されており、症状が回復してもその後の2日間は欠席が義務化されています。

大人の場合は規定などはありませんが、症状が出ていれば高熱で仕事どころではないでしょうし、症状が安定していても数日余分に休むのが無難です。

感染力がとても強いウイルスのため、まわりの方へ感染してしまう恐れがあるため、理由を相談しお休みを頂くのが懸命だと思われます。

学校保健安全法の中で第二種伝染病にはインフルエンザも含まれています。感染力の強さは同じ場所に分類されています。

大人のプール熱の治療法


年齢に関わらず、プール熱の原因であるアデノウイルスに効く特別な薬は現在のところありません。

アデノウイルスの種類が多すぎて、全てに対応する薬を作るのは困難のようです。

対症療法といい、部分的な処置で患部を和らげ自然治癒で治すしかないので、栄養と安静しかありません。

大人のプール熱の予防方法

プール熱の原因であるアデノウイルスに効く薬は無いので、感染を未然に防ぐことが大切になります。

一般的な予防法は、感染者との接触を控えなければいけません。感染者と接触しなくても、手などからウイルスが運ばれてしまうので、感染症の予防の基本である、手洗いうがいは習慣化させましょう。

しかし、感染者がお子さんの場合、接触せずに看病は不可能ですね、家庭での予防のポイントをいくつかご紹介します。

  • 感染者とものを共用しない
    タオルやシーツ、衣類も別で洗濯を行いましょう、洗面台や食器も使用後の消毒を行うといいでしょう。
  • 感染者の入浴は最後にする
    症状が治まっていても回復後2週間は体内にウイルスが残っているので、お風呂から感染してしまいます。必ず最後に入り洗ってから出てきましょう。

まとめ

  • プール熱は医学用語では咽頭結膜熱と呼ばれます。
  • プール熱はアデノウイルスが原因、感染の多くは夏ですが冬も感染することがあります。
  • プール熱の感染者は多くは子供ですが、大人もかかります。症状には差がほとんどありません。
  • 大人が感染する多くは子供の看病から感染しています。
  • プール熱は感染力が高いので回復してもすぐに職場復帰はなるべく避けましょう。
  • 治療法には特別な薬は無く、対症療法で部分的に対処。栄養と安静が必要です。
  • 予防方は感染経路を知り、手洗いうがいを日頃の習慣にしましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)に感染したときのまとめ

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