きゅうりは、世界一栄養が少ない野菜

「きゅうりは栄養が少ない」とよく聞きますが、半分は事実で半分は間違っています。

初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません、そんなわけないだろうと思う方もいるかもしれません。

ですが、あのギネス記録にも「世界一栄養が少ない野菜」として記録されています。

ですが、この世の中に意味のない野菜などありませんし、夏を感じさせ親しまれている野菜なだけに、何かしら良い部分があるはずだと思い調べてみました。

きゅうりの栄養価と主成分

きゅうりの主成分の90%以上が水分のため、どうしても栄養価が他の野菜に比べて低いです。

きゅうりの主な栄養成分100gあたりです。代表的な野菜と比べてみましょう。ちなみに(μgという単位は1μg=0.001mg)

  • β-カロテン:330μg ニンジンは36倍
  • ビタミンC:14mg レモンは4倍
  • ビタミンK:34μg ほうれんそうは8倍
  • カリウム:200mg パセリは5倍
  • 食物繊維:1.1g  グリンピースは6倍



単純に比較してしまうと、他の代表的な野菜や果物にものすごく劣っているように見えます。

ですが、注目するべきところはカリウムです。パセリのほうが5倍も多く見えますが、パセリを100gも食べることは非常に難しいと思います。
きゅうり100gであれば一本です。一本ぐらいサクっといけますよね。

カリウムとは

カリウムには身体に欠かせない栄養のひとつであり、成人で体重60kgであればカリウムは体内に240gほど必要とします。

具体的な働きは、ナトリウムと一緒に血圧や浸透圧を調整する役割を担ってくれています。

カリウムが不足すると、脱力感や吐き気、食欲不振などを引き起こす原因になり、さらに精神面では、不安感やイライラの要因になり、精神的に不安定になりやすくなります。

また、カリウムの70%は骨格筋の中にあり、筋肉の収縮にも深く関わっているので、不足してしますと筋肉のけいれんや不整脈の原因にもなってしまいます。

夏バテの原因はカリウム不足

夏バテの特徴である、倦怠感や食欲不振はカリウムやナトリウムの不足により起こります。

夏場はほかの季節と比べて、どうしても汗をかきやすい時期です。汗とともにカリウムやナトリウムは流れて失ってしまいますので、栄養補給を気を付けないと夏バテの原因となってしまいます。

きゅうりは低カロリー、減量に最適、1本14kcal

きゅうりの主成分の90%以上が水分であり、そのため低カロリーでヘルシーな食べ物です。

低カロリーを逆手に取り、ダイエット食材として使うことをおすすめします。

1本で100gもあれば2本食べると結構な食べごたえになると思いませんか?それでもカロリーは28kcalなので本当に最適です。

キュウリの水分には毒素排出効果がある

きゅうりには解毒作用がり、最近になって注目されてきたデトックス効果があります。

ほとんどが水分なため利尿作用がありトイレの回数が増えてしまいますが、老廃物を排出させる腎臓には特に効果があるようで、腎臓結石にもきゅうりが注目されています。

ガン予防に効果がある「リグナン」という栄養素

リグナンという栄養素は、ポリフェノールの一種でゴマに多く含まれる栄養素です。
ゴマといえばセサミンを連想する方もいるかと思いますが、セサミンもリグナンの一種にです。

ポリフェノールと同じように、リグナンにはとても強力な抗酸化作用があります。
リグナンにはその他にもたくさん良い効果があります。

  • コレステロールの低下
  • 抗アレルギー作用
  • アルコール分解の促進
  • 血圧の低下
  • ガン細胞抑制
  • 肝機能の改善

このようにリグナンは現代人に必須の栄養素ともいえる素晴らしい効能を持っています。

さいごに

カリウムやリグナンの栄養素からもわかるように、きゅうりは栄養素が他の野菜と比べれば少ないかもしれません。

しかし、無いわけじゃありませんし、劣っているわけでもありません。
それに野菜をひとつしか選べない縛りを生活に持ち込んでいるわけでもありません。

野菜には何かしら良い部分が存在しているので、食べたいと思ったものが、一番適していると思います。食べたい=身体が求めているですからね。

栄養素などは気にせず、食べたい野菜を食べるのが本当に健康な気がします。